2007年10月09日

茶樹の新芽   2

longjing7396-2.JPG

1. 龍芽
龍芽は名詞として使用する時、茶の別称である。形容詞として用いる場合は茶の芽の生長状態を表す。

* この写真は龍井43号です。

宋代に使用されていました。
宋代、建安(現在の福建省建瓯市)からの北苑貢茶(献上茶)の明細中に『万寿龍芽』という品名の茶を記載している。又は宋代の文人、楊万里が『過平望』という詩の中で、「午睡起來情緒悪、急呼蟹目瀹龍芽」(昼寝から目覚め、情緒(気分)が悪くかんじます。急いでお湯を沸かし、龍芽(茶)をいれる。)と書いてあります。
龍芽は宋代では茶名の同時に、萌え始めた芽の生長状態をあらわします。
お茶として、出来る最細小の芽ともいえます。

北苑からの献上茶なので、基本的に福建省産のお茶を原材料と考えられます。
その福建省のお茶は過去の記録に有る小白種の茶木と清朝時代有名になった正山小種をのぞく、大白種は大葉種で岩茶は中葉種です。そうすると、小葉種の芽と比較するとやや大きめになります。
両方の芽の写真とものります。

*北苑遺跡は現在の福建省の西北に武夷山にあります。
福建省の北部はほとんど茶の生産地です。
現在、代表的に取上げられているお茶は西北の岩茶(青茶)、正山小種(紅茶)、北部の政和大白で作った白毫銀針、白牡丹(白茶)、東北の福鼎大白で作った白毫銀針、龍珠(白茶、花茶)などがあります。
福建省の北部は過去に小白茶もありましたが、現在消えているようです。福建庄野北部の山々で現在探し続けていますので、みつかりましたら、また報告します。

投稿者 kan 2007年10月09日 14:08 | 茶葉の一年