2008年10月24日

鉄観音の産地安渓の秋空 1

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2008年、安渓の秋空です。
安渓の秋、特に寒露の時期になると空はボッツリと穴が開くようになる。

秋鉄観音の季節
 毎年、9月末から10月20日間に約20日間です。
内、寒露の日を挟む7日間に摘んだ茶葉で製造したお茶は
地元で良いお茶とされている。
 地元の茶農の話によると北風が吹いてくる時に作ったお茶が特に美味しいということです。
 今年の寒露は10月8日です。
 今度のお茶は10月4日から11日に摘んだ茶葉で作ったお茶です。
北風が吹くと何故お茶が美味しくなるだろう
 気象状況を調べるところによると寒露の日は北方の移動性高気圧の勢力が強くなって南下する時期です。
 移動性高気圧の南下につれ北方の乾燥する冷空気もやってくる。
南下する北方の移動性高気圧と夏が過ぎて衰える太平洋高気圧がぶつかると秋の長い雨が降り始まる。秋の長い雨が降るたびに冬が近づく。
 寒露頃の安渓の上空は、移動性高気圧が太平洋高気圧より強いときで、「秋高気爽」の天候です。
 秋高気爽の天候とは、ボッツリと穴が開くように雲なしの青い空を呈している。
 「長空無雲」状態の中、日中の日差しは強くなり、そうなると日照によって茶葉の高い香気が形成される。
 日中の強い日差しによって上昇する水蒸気は、冷空気によって夜中に霜や霧として振り落としてくる。茶樹は凍傷を防ぐために茶葉の中で糖分を造り上げる。そうなると茶葉の甘みが形成される。
 乾燥する冷空気は摘んだ茶葉が含む水分を失うスピードを加速させ、素早く製茶ができる。冷たい空気の中で造り上げた茶葉の香りは香気が高く、甘い味は雑味が少なく透き徹るような感じがする。

投稿者 kan 2008年10月24日 14:56 | 茶葉産地を訪ねる日記